鍼灸学科

3年間の学び

1年次に学ぶこと

基礎分野を学ぶとともに
はり師、きゅう師としての
専門分野も学び始めます。

1年次に学ぶこと

<修学分野>
基礎分野・専門基礎分野
・専門分野 / 36単位

1年次は、心理学や基礎生物学、保健体育、外国語(英語、中国語)など、基礎分野の知識を身につけるとともに、医学的知識や、はり・きゅうの理論など専門的な学習もスタート。基礎実習も行います。

PICKUP CURRICULUM
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保健体育
ストレッチの知識と実技を通して健康に 近年、私たちはバランスを崩す傾向が強く、半健康状態の人が増えています。元来ストレッチは準備運動として開発されましたが、望ましいバランスを得る効果があり、医学分野でも大きな成果を上げています。本授業では、運動療法とストレッチングの知識と技術を身につけ、臨床現場で効果的に使えるよう学習します。
体表解剖学
皮膚の下の構造を知り、今後の実習に生かします はり師、きゅう師が行う診療と治療は、すべて皮膚(体表)を介して行われます。そのため、皮膚の下に何があるかを正しく理解することが必要です。本授業では、体表から解知することのできる骨・筋・腱・神経・血管について、これらの構造物がどの位置の、どんな深さにあるのかを実践を通して学びます。
はり・きゅう理論Ⅰ
まずは鍼灸の基礎知識をしっかり学びます 鍼灸は本来、東洋医学として発展してきましたが、その治効理論を現代医学的に解明することは非常に大切です。そのため、本授業では、鍼灸の治効理論を学ぶための基礎知識となる、鍼灸の施術方法、用具、リスク管理、痛みや温度、触圧など人体の感覚機能について理解を深めます。
基礎実習Ⅰ
鍼灸臨床の基本を徹底的に習得します 鍼技術の修練と知識を習得するために、鍼灸師が熟知しておかなければならない感染防止対策、治療過誤の防止及び、基礎的な鍼実技を繰り返し行い、安全でスムーズな刺鍼を体得します。最初は練習台を使って基礎操作を覚え、その後、各自の下肢や被験者(学生同士)への刺入を行います。

2年次に学ぶこと

より深く専門分野へ。
医学の知識も深めるとともに、
現場に沿ったさまざまな実習
も行います。

2年次に学ぶこと

<修学分野>
専門基礎分野・専門分野
/ 34単位

医療について、西洋医学と東洋医学の両方の思考力、観察力、医学的知識などを身につけます。
実習では1年次に学んだ基本をもとに、さらに具体的な施術、治療法の体得を目指します。

PICKUP CURRICULUM
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運動学
人間の動きを科学的に理解します 運動学は、人間の身体運動を科学的に研究する学問であり、運動障害を持つ患者さんを治療するためには、人間の運動にかかわる身体機能と構造についての基礎知識が必要です。本授業では、1年次に学習した解剖生理学の基礎知識をもとに、運動系について総合的な理解を深めます。
東洋医学臨床論Ⅰ
どう判断し、治療するか、その能力と姿勢を育てます 臨床現場で診察の結果から、適切な鍼灸治療が行えるように、その方法について学びます。現代医学的な考え方をもとに、鍼灸施療の対象となる症状について病態、症状、所見、治療方針を学習し、診察、治療の過程を理解し、鍼灸施術を行う能力と姿勢を育成します。
応用実習Ⅰ
具体的な症状を取り上げ治療法をマスター 腰痛などの症状を取り上げ、現代鍼灸の立場から身体の観察方法を理解し、鍼灸治療の論拠を示し、適切な治療法を身につけます。また、3年次での臨床実習をスムーズに開始できるよう、患者さんとのコミュ二ケーションのとり方や配慮についても日頃から取り組み、学習します。

3年次に学ぶこと

はり師、きゅう師として
必要な知識、技術をすべて修得し
国家試験にも万全の対策を整えます。

3年次に学ぶこと

<修学分野>
基礎分野・専門基礎分野
・専門分野 / 32単位

最終学年となる3年次では、これまで学んだ内容をふまえ、実際のはり師、きゅう師に求められる力を総合的に身につけます。また、国家試験対策にも積極的に取り組み、確実な力をつけていきます。

PICKUP CURRICULUM
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社会あはき学
はり師、きゅう師として必要な知識を、さらに深く これまでに学んだ、はりきゅう理論Ⅰ・Ⅱをふまえ、鍼灸臨床での用具、手技、作用機序および人体の生理学などについて、さらなる理解と応用力を身につけます。授業では、過去に出題された「はり理論」と「きゅう理論」の国家試験問題など活用し、より一層の理解を図ります。
応用実習Ⅲ
具体的な病状を取り上げ、適切な治療法を学びます 不妊症など女性特有の症状、筋力低下による歩行速度低下など老年特有の症状、スポーツ傷害・障害などスポーツ特有の症状を学び、適切な治療法を選択し、施術することを目指します。授業では、美容鍼灸、老年鍼灸、スポーツ鍼灸の項目について学びます。
臨床実習
患者さんに接し、実践とほぼ同じ診察、施術を実施 これまで学んだ「基礎実習」「臨床医学各論」「東洋医学臨床論」等の知識と技術を総合し、実際に外来患者に接することにより、診察・治療の方法を学びます。また、施術におけるリスク管理を徹底し、問題のある症例に対する再検討を行います。
統合はり・きゅう学Ⅱ
国家試験合格をめざし、総合力を高めます 国家試験に合格することのできる、総合的な学力を身につけます。医療概論、公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡経穴概論、東洋医学臨床論、はりきゅう理論などについて、担当教員が講義を行います。
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